酸欠を回避!エアレーションで溶存酸素量を増やそう

2019年2月13日

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生体や水草を飼育する際、実は重要な役割を担っている酸素。
酸素は生体や水草の生命の維持や、水槽内の環境を安定させるのにとても大切な要素です。

水質環境に問題がないのに、生体や水草の元気がない・・・。
その原因、もしかしたら溶存酸素量が足りずに生体が酸欠状態になっているのかもしれません。

今回はそんな酸欠状態に陥ってしまった際の解決法についてお話しします。
いざというときに慌てないためにも、酸素の重要性についてしっかりと知っておきましょう。

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溶存酸素量とは?酸素が不足しやすい状況や対処法についても解説!

溶存酸素量とは、水中に溶け込む酸素の量を指します。
主に水面から取り込まれる他、水草の光合成やエアレーションによって供給されます。

溶存酸素量は環境により変化すると言われており、

  • 気圧が高い
  • 水温が低い
  • 塩分濃度が低い

などの状況になるほど、水に多く溶け込みます。

外部フィルターを使用していると、水槽内から水を汲み上げて排水ポンプで排出するまで水が空気に触れる事がありません。
そのため酸素を取り込むことができず、酸素が不足しやすくなります。

また水温の上昇や、飼育する生体や水草、ろ過バクテリアの多さによっても酸素は不足しやすくなってしまいます。
特に水草が光合成を行うことができない夜間は、酸欠になりやすい状況と言えるでしょう。

こんなときは要注意!

  • 水草水槽で酸欠に弱いとされるエビを飼育する上で、朝方照明が点灯してから数時間動きが鈍い。
  • 生体の体調にも異常がなく、水草のトリミングや底床の掃除などをしていないにも関わらず水面に油膜が発生している。
  • 生体が水面近くで口をパクパクさせている

このような状況のときは溶存酸素量が足りていないことが考えられます。
水槽内をよく観察し、生体や水面の状態に変化がないかチェックするようにしましょう。

水替えや、ろ過フィルターによる水面より上からの放水などでも溶存酸素量は増やせますが、最も効率的な方法として知られるのがエアレーションです。
ここからはエアレーションについて、さらに掘り下げてお話ししていきます。

エアレーションはなぜ必要?どんな方法があるの?

エアレーションとは、エアーポンプから水中に空気を送り込み、水槽内に空気の泡を発生させることを指します。

エラ呼吸で酸素を取り込む魚などの生体や、水槽水を浄化してくれるろ過バクテリアなどの生命の維持には酸素が必要不可欠。
水草も夜間は光合成ができないため、酸素を必要とします。
そんな中で酸欠状態になってしまうのを防ぐために、エアレーションをすることが重要となります。

また油膜の解消にも、エアレーションは有効。
水面を揺らし油膜が張らないようにして、水面からの酸素の溶け込みを減らさないようにするという効果があります。

エアレーションの仕方

エアーポンプを使用したエアレーション

エアーストーンやフィルターなどをエアーポンプとつないで使用します。
水槽内に空気を送り込み、水流を発生させて酸素を溶け込ませます。

■エアーストーンを使う方法

エアーポンプを使うエアレーションの中でもっとも一般的な方法です。

■フィッシュレットを使う方法

エアレーションに加え、排泄物やゴミを回収する効果があります。

■投げ込み式フィルターを使う方法

エアレーションに加え、ろ過する効果があります。
価格が安く使用方法も簡単。

■スポンジフィルターを使う方法

エアレーションに加え、ろ過する効果があります。
価格が安く、作りが簡単なためお手入れもしやすいです。
他のフィルターに比べ、水流はできにくくなっています。

■底面フィルターを使う方法

エアレーションに加え、ろ過する効果があります。
他のフィルターに比べてろ過能力が優れています。

外掛けフィルターを使用したエアレーション

外掛けフィルターの吐水口から空気を巻き込みながら水槽内に流れ落ちる事でエアレーションができます。

上部フィルターを使用したエアレーション

給水時と吐水時に空気を巻き込む事でエアレーションができます。

水が空気と触れる面積が大きいほど、エアレーションの効果が大きくなります。
大量の細かな気泡で水面を揺らす事が、効果的なエアレーションを行うポイントです。

エアレーションによるデメリット・注意点も知っておこう

効率よく溶存酸素量を増やすことができるエアレーションですが、デメリットもあります。

  • エアーポンプの起動音や振動音、気泡の音や水の流れる音などが気になる事がある。
  • 二酸化炭素を添加している水槽だと、二酸化炭素を逃がしてしまうため効率が悪くなってしまう。
  • 気泡がはじけて水槽の周りが濡れてしまったり、水に含まれるカルシウムなどの成分が固まって白く目立つ。
  • 給水口の下でエアレーションをすると、空気が給水口から取り込まれて異音や騒音が発生する事がある。
  • エアレーションが強すぎると気泡が水面に上がる時に水流が発生する。

まとめ

酸素は生体や水草の健康を保つだけでなく、排泄物やエサの食べ残しなどを分解してくれる微生物にとっても非常に重要です。
溶存酸素量は環境により変化しやすいため、日頃から水槽内の状態をよく観察することが大切です。

溶存酸素量を増やす方法として有効なエアレーションには、さまざまな方法があります。
注意点などをしっかりおさえて、エアレーションで酸欠状態を回避しましょう。

 

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